これはWindows XP(SP2)から導入されたゾーンID(ZoneId)という仕組みで、
ファイルを実行する際などに本当にアクセスしてよいかを確認するためのセキュリティ対策の機能とのこと。
ゾーンID情報の詳細についてはこちらを参照
@IT:Windows TIPS -- Knowledge:XP SP2のZoneIdとは? http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/498zoneid/zoneid.html今回はWindows7の環境で任意ファイルのゾーンID情報を
ひとつひとつ手動で削除する方法、
ツール(コマンド形式)を使った方法で削除します。
※
フリーソフト「Attributer」でも削除できるようですが、当方のWindows7 64bitの環境ではサポートされておらず、正常動作しないので割愛します。
【参考】Attributer - 窓の杜ライブラリ http://www.forest.impress.co.jp/library/software/attributer/前提事項ゾーンIDを削除するファイルは
安全性が確認されたものであることとします。
1.手動でひとつずつ削除する方法①ゾーンID情報を削除するファイルのプロパティを開く
②「ブロックの解除」ボタンを押す

セキュリティに関する説明内容とブロック解除のボタンがグレー表示になります
「適用」ボタンを押す

③「OK」を押す

④再度ファイルのプロパティを開いてゾーンID情報が削除されたか確認する

セキュリティに関する情報が削除されています。
これで作業は完了です。
2.ツール「Streams」を使ったコマンドラインによるゾーンID情報の削除方法 Microsoft(マイクロソフト)から提供されているツールを使った方法です。
①以下のサイトから「Streams」をダウンロードする
Streams(Microsoft) http://technet.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/bb897440(en-us).aspx
②ダウンロードした「Streams」(圧縮ファイル(zip))を解凍する
③解凍後のファイルの一覧

④ゾーンID情報を削除するための作業用フォルダを作成し、そこに③のファイルをコピーする
※今回はc:\workというフォルダを作成

⑤ゾーンID情報を削除する対象のファイルやフォルダを移動する

⑥コマンドプロンプトを開く
スタート → すべてのプログラム → アクセサリ → コマンドプロンプト

⑦Streamsが入ったフォルダに移動する
★個別のファイルのゾーンID情報をstreamsで削除する方法
⑧個別のファイルのゾーンID情報を削除するには、以下のように入力し、実行
streams -d ファイル名.拡張子
⑨ゾーンID情報の削除が完了したメッセージが表示
Deleted :Zone.Identifier:$DATA
⑩該当ファイルのプロパティを開いてゾーンID情報が削除されたことを確認する

⑪終了するには「exit」と入力する
★フォルダ内のゾーンID情報を一括で削除する方法
⑧フォルダ内に入れたファイルのゾーンID情報を一括で削除するには、以下のように入力し、実行
streams -d -s フォルダ名
⑨ゾーンID情報削除が完了したメッセージが表示
Deleted :Zone.Identifier:$DATA
※削除した分だけ表示される
⑩該当ファイルのプロパティを開いてゾーンID情報が削除されたことを確認する

⑪終了するには「exit」と入力する
※1:すでにゾーンID情報が削除されている場合
結果は何も表示されません
※2:ファイル名やフォルダ名が間違っている場合
No file(s) with streams found.

ワイルドカード"*"指定も可能ですが、削除したくないゾーンID情報まで削除してしまわないように注意しましょう。
以上
Windows7逆引き大全700の極意 (700Tips To Use Windows 7 Better!)
ひと目でわかるWindows 7 操作&設定テクニック厳選200! (マイクロソフト公式解説書)
できる大事典 Windows 7 Starter/HomePremium/Professional/Enterprise/Ultimate
Windows 7 完全制覇パーフェクト
- 関連記事
-
スポンサーサイト
コメントの投稿